●高性能プラスチック
 サッシを標準採用

 どんなに壁面の断熱性能が優れていても窓やドアなどの開口部の断熱性能が悪いと結露発生の原因になってしまいます。従来使用されてきたアルミサッシはプラスチックサッシの千倍以上も熱伝導率が高く、これが外気に影響されて結露を引き起こしていました。復層ガラスのプラスチックサッシは、結露の発生を押さえ、更に復層ガラスに封じ込められた空気層が空気の振動を防ぎ、30デシベルも音を弱めます。さらにプラスチックサッシの空気層もまた、高い遮音効果で内外の音を遮断します。
●「次世代省エネルギー基準適合」評定工法
 「松美の家」GMシステムは、建設省の外郭団体である(財)建築環境・省エネルギー機構によって、全国の建設会社に先駆け「次世代省エネルギー基準適合住宅」評定を受けた、いわば国が認めた高断熱・高気密、高性能住宅です。この評定取得によって建て主のみなさまには、住宅金融公庫の次世代型割増融資250万円が受けられるなどの得点があります。今後ますます厳しくなる地球環境に対する責任の所在は、炭素税や環境税の創設という形で検討されていますが、住宅性能の善し悪しが老後に禍根を残すことにもなりかねない時代になっています。
●高断熱・高気密
 『GM断熱パネル』

 高性能「GM断熱パネル」は、「松美の家」GMシステム用に高断熱・高気密・高耐久パネルとして開発したものです。このパネルは、「松美の家」の構造体に施工されて相乗的な高性能効果を生みだし、理想的な住空間を造り上げます。秋田地方の気候風土に合わせた工法の開発と独自の床暖房装置や通気の工夫で、結露が発生しにくい、冬暖かく夏涼しい住空間を実現します。断熱性能に優れ水を吸わない硬質ウレタンを採用し、国の基準以上の断熱性能を標準化しています。
一般的な「次世代省エネルギー基準」対応工法の断熱・気密の問題点
 左図は、一般的な在来軸組構造の施工例です。構造材に先張りシートを張り込み、その内側に主にグラスウール16Kg・m2/100mm厚を施工していきます。バラ板の上に防風・透湿シートを施工しグラスウールの中に水分が浸入しないように施工します。グラスウールは、水を吸う性質があるために、水分が浸入しないように厳密な施工が必要です。少しでも破れたり、このシートの施工に問題があると断熱材が、結露や雨などで濡れ布団になり、住宅を腐らせる原因になります。グラスウール断熱は、厳密に施工するには最も難しい施工法です。
 次世代省エネルギー基準が施行され、最低の断熱基準としてグラスウール断熱材の場合には、16Kg・m2/100mm厚が全国的に公示されました。しかし、グラスウールのように水を吸う断熱材は、水蒸気や水分の浸入を押さえるための施工法が難しく、防湿シートを施工しても、少しでもすき間があると水分が断熱材に侵入してしまいます。この様な材料は、我が国のように湿気の多い気候条件では不向きな材料と言わなければなりません。特に冬場、暖房に開放型の石油ストーブを使用する場合には、結露の発生は防げません。結露はダニやカビを発生させ住宅を腐らせる大きな原因になります。

 結露は冬だけ起きる現象ではありません。クーラーを使用するようになってから、むしろ夏に逆転結露が発生することの方が問題になっています。逆転結露とは、湿気を多量に含んだ外気がクーラーなどで冷やされた室内の壁面にふれて起こる、冬とは逆の結露現象です。
 軽量鉄骨の場合は、基礎から屋根まで軽量鉄骨とボルトで連結される為、熱橋が起きた場合、熱伝導率の高い鉄骨に伝達されて思わぬところで結露が発生する危険があります。また、工場で企画生産されるために、増改築がなかなか困難だということも理解しておく必要があります。

 鉄筋コンクリート造の場合も同じように増改築が困難だという問題を抱えています。
比較的に気密性能が良くなりますから、断熱性能が悪いと壁面に結露が発生しやすくなります。また、コンクリートが蓄熱体となり夏暑く冬寒い環境になりがちですから断熱性能には充分に気をつけなければなりません。更に集合住宅に住まわれた方ならば経験済みだと思われますが、換気計画がずさんだと開口部、特にアルミの窓に結露が発生し、更に断熱が不良だと、押入などにも結露が発生する危険性が指摘されます。
「松美の家」は気密性能と計画換気の優れた高性能住宅です。
 松美の家「GM工法」は、断熱パネルを柱間に施工する、いわば在来軸組工法と壁工法をミックスした工法です。柱は構造用集成材と連結金物によって正確に施工されているために、断熱パネルと柱との接合により高い気密性能を得ることが出来ます。さらに防風・透湿シートの施工で、内部の構造体は外部からの水滴などの影響から保護されています。断熱・気密性能の高い、省エネルギーで強度の高い、高性能な住環境を実現しています。
●松美の家「GMシステム」の隙間相当面積
 「GMシステム」の隙間相当面積は、C=2.0cm2/m2が最低基準で、推奨水準は、C=1.5cm2/m2以下です。過去の測定実績では、0.5cm2/m2〜1cm2/m2がコンスタントに記録されています。従って、「GMシステム」の住宅は、北海道水準以上の高性能な気密性能の住宅と同等の性能を有します。
●省エネ効果と空気質を保つために高気密・計画換気が重要です。
 高気密住宅では、室外の空気が侵入しないので、室内で使用する暖冷房機具の使用効率・エネルギー効率が良くなり、省エネルギーになります。
 換気システムや冷暖房が計画通り、性能通り働くので、空気が清浄に保たれ、健康的な住環境が維持でき、いつも新鮮な空気質の元で生活できます。
 次世代省エネルギー基準では、北海道から沖縄まで全国に、今まで基準がなかった気密基準を定めました。北海道・北東北3県の寒冷な地域が・・・地域に定められ、宮城、山形、福島、新潟、群馬、長野が・地域に定められ、・地域以南は、C=5.0cm2/m2が相当隙間面積として指定されています。
一般的な気密工法と換気の問題点
 高気密性能は、断熱性能と共に住宅建築において最も重要な部分です。一般的には、防水シートと防風透湿シートの施工で行いますが少しのすき間でも住宅の欠陥を引き起こす結露発生の原因になります。気密性能と断熱性能は密接な関係があり、どちらかが不良だとそのどちらも本来の性能を発揮する事ができませんが、どちらかといえば気密性能の方がより重要です。

気密性能が悪い住宅は、風がある時には換気量が大きく、無風では換気不足。


室外の空気が自由に侵入するので機械換気も部分的な換気しか出来ません。
●気密と結露のメカニズム
 冬の結露は窓ガラスなどに付着した水滴で目にも見えますが、夏の結露は、気密性能に大きな関係があります。クーラなどで冷房した場合、蒸し暑い外気と室内の温度差が大きくなり、外の湿気がすき間を通って室内側に侵入してきて結露が発生します。これが逆転結露現象です。気密性が悪い住宅では、クーラーの効きが悪いので電力消費も大きくなります。
一般的な軽量鉄骨・コンクリート住宅の問題点
●軽量鉄骨構造の断熱と熱橋(ねっきょう)と、壁体内部結露の問題?
 住宅性能を語る上で最も重要な断熱・気密性能について軽量鉄骨構造の場合は、構造体全体が金属という熱伝導性の高い材料であるために、住宅内の断熱を考える前に、金属部分の断熱を考えなければなりません。何故ならば、金属と壁体内の温度差から金属部分にに結露が発生する危険があるからです。軽量鉄骨の場合、緊結に様々な金属が使われ、凹凸が多く防水シートなどによる気密施工も難しくなります。この断熱・気密性能に、問題が多いと指摘されます。
 熱橋と言うのは、文字通り室内と外部を繋ぐ熱の橋のことです。夏の暑さや冬の寒さなど、室外の温度は、この熱橋を通って侵入してくるのです。このような熱の通り道は、住宅を腐らせる結露が発生する場所にもなります。熱橋を防ぐためにも断熱・気密施工が重要なわけですが、熱伝導率の高い鉄骨構造は、構造体全体が冬は冷え、夏は暑くなりますから熱橋を防ぎにくい構造といえます。室内の断熱・気密よりも鉄骨を外部熱から守らなければならないのです。