GMパネルは高断熱・高気密・高耐久といった性能を兼ね備えたパネルとして独自に開発したものです。
  断熱材として、断熱性能に優れ水を吸わない硬質ウレタンボードを採用しています。秋田県の厳しい自然環境、特に冬の寒さを克服し、快適に住まうことにこだわり国の最高基準以上の断熱性能を標準仕様としています。
 また、それぞれの住宅に併せて自社工場で生産され、木と断熱材を隙間なく組み合わせて造っているので、高い機密性と均一な精度を実現しています。
  このGMパネルを標準仕様とすることで秋田の気候風土にあった高断熱高気密を可能とし、さらに独自に開発した床暖房や、通気・換気の工夫と併せて結露が発生しにくい高い耐久性能と、冬暖かく夏涼しい快適な住空間を実現しています。
 

 GMパネルは高断熱・高気密という性能だけではなく、同時に高い強度も兼ね備えています。地震などが起こった時に建物に加わる力に抵抗する為の耐力壁に、構造用合板を採用し、断熱材と一体化したものがGMパネルです。
  構造用合板の建築基準法上の規定で、壁倍率は2.5倍となっています。これをパネルの両面に貼れば法律上最高の5.0倍となります。
  壁に対して斜めに入る筋交いと比較すると、建築基準法上の数値としてはるかに高い強度が認められる他、筋交いと違い壁の面全体で力に抵抗する為、数値以上に高い強度が得られます。
  床構造についても、床パネルとして強度と断熱施工を同時に行うことを可能にしました。床のパネル化には強度や断熱を性能に優れた効果があります。
  法律上の床荷重は、床面積1uあたり180kg見当ですが、、床パネル構造にすると、一点荷重で最大1000キログラム(1t)に達する性能を得ることも可能になります。

 
   近年の日本の軸組工法住宅の構造材・梁・桁を支えてきたのは米国の米松資源が主流でした。しかし、年々資源は枯渇し、原木では輸入できなくなり、その品質も次第に劣化してきています。こうした中で、次世代の構造材として注目されてきたのが、エンジニアリング・ウッドと称される、構造用集成材です。これらの「工業化木材」は、公共のホールや体育館の大規模な躯体のための構造材とみなされていましたが、その優れた剛性・耐久力・収縮や狂いの少なさから、住宅用にも普及し「松美の家」はいち早くこの構造用集成材の採用を行っています。従来のムク構造材の1.5倍の強度性能が認められているので、結合金物との併用によって強度が格段に増し、柱の少ないオープンプランの住宅が可能になります。構造用集成材の最大の利点は、構造材の収縮や狂いによる床鳴り・歪み等が少なく、工事完成後の構造材の経年変化による断熱不良や気密不良の心配が少なく、住宅の寿命が従来の住宅とは比較にならないほど長くなります。
 
   在来軸組工法では基本的な接合は「仕口と継ぎ手」です。しかし、従来の仕口と継ぎ手の結合部は、木材を大きく削り取って組む為に、結合部が弱かったり地震などの揺れで結合部が外れるなどの心配がありました。GMシステムでは、構造用集成材と公共ホールや体育館等に普及してきた「緊結金物接合」を住宅の構造結合に採用しました。欧米ではすでに数十年の経験を持つこの技法は、理論的に確立されているばかりではなく、国土交通省や農林省の各種公的試験によってもその性能が実証され、在来軸組工法による構造仕口の2倍以上の耐力が公的にも認められています。緊結金物接合の採用から躯体の建て方は一変しました。在来軸組と異なり、構造の継ぎ手を切り欠く必要がないので強度が増すばかりでなく、木材の再利用も可能になりました。また「構造精度」の点でも今までの常識では考えられない性能を発揮します。さらにプレカットされた狂いの少ない構造用集成材を採用することにより、すばらしい精度と強度が実現し、安心安全な住宅となります。